スクランブル交差点を抜けて、
薄暗い路地に入った。
大通りに店を構えるレストランの華やかなBGMも
裏通りでは皿洗いの騒音に変わった
大きな白いごみ袋の脇には
野良ネコのための汚れた皿が落ちている。
どんな野良ネコかな
野良ネコは何をたべたのかな
そこを通り抜けると
また大きな通りに出た
たまにはこんな道を通るのも素敵だなと思う。
今度この道を通るときには
野良ネコの食事を見ることができるかな
でもあしたは
この道はきっと通らない
そんなことは忘れて
いつも通りの大きな道を歩くだろう。
すぐに日が暮れてしまう冬の夕方は
ろくに前も見えないから
道に落ちている黒いガムの塊を数えながら
前から来る人をよけて進むゲーム。
たまに上をに向いて
鳥のシルエットを撃ち落とすシューティングゲーム。
革の鞄から伸びたiPodのコード耳にさして
茶色のタイルだけを踏んで歩くアクションゲーム。
なんてつまらない。
こんなことなら布団から出なければよかった。
直立の姿勢の運命を嘆き悲しみながら
コンサートのフィナーレのように
大喝采の拍手は起きるのだろうか
2009年12月8日火曜日
I me mine
茶色い大地に藍色の空。
黄色い星がばらまかれている。
軽い電子音とともに
宇宙船が着陸する。
銀色の船体と緑色に輝く丸い窓。
ゆっくりと宇宙船の入口が下りる。
そこにいるのは宇宙人。
歩く姿がまるでスキップでもしているみたいに
とび跳ねながら地面に降り立つ。
何も予想外のことなんて起きない
なんでもない日常。
人間たちはその宇宙人を見て
あまりにもステレオタイプな姿に
皆がっかりするばかりだった。
誰も彼に興味を示さないし、
何もあたえてくれなかった。
ときどきテレビCMのディレクターが出演の依頼に来たが、
その誰もが呆れた顔をして去って行った。
祖国の星では冒険家の英雄だった。
その星の山はすべて彼の足によって登られたし、
すべての海は開拓された。
新たなステージを求めて宇宙へと旅立つとき、
笑顔に涙を浮かべた顔のみんなに見送られた。
彼がもう戻らないことをみんな知っていた。
宇宙船には帰りの燃料なんて入っていない。
黄色い星がばらまかれている。
軽い電子音とともに
宇宙船が着陸する。
銀色の船体と緑色に輝く丸い窓。
ゆっくりと宇宙船の入口が下りる。
そこにいるのは宇宙人。
歩く姿がまるでスキップでもしているみたいに
とび跳ねながら地面に降り立つ。
何も予想外のことなんて起きない
なんでもない日常。
人間たちはその宇宙人を見て
あまりにもステレオタイプな姿に
皆がっかりするばかりだった。
誰も彼に興味を示さないし、
何もあたえてくれなかった。
ときどきテレビCMのディレクターが出演の依頼に来たが、
その誰もが呆れた顔をして去って行った。
祖国の星では冒険家の英雄だった。
その星の山はすべて彼の足によって登られたし、
すべての海は開拓された。
新たなステージを求めて宇宙へと旅立つとき、
笑顔に涙を浮かべた顔のみんなに見送られた。
彼がもう戻らないことをみんな知っていた。
宇宙船には帰りの燃料なんて入っていない。
2009年12月7日月曜日
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